※2025年3月追記 告知事項について
弊社では
ガイドラインにおいて告知する義務が無い
”特殊清掃が行われなかった室内での病死”
については
- 出来事の発生から5年が経過している
- 出来事の発生から2組の契約~退去が済んでいる
つまり
出来事から5年経過した3組目の募集
からは、告知いたしません。
理由は
- ガイドラインでは告知する必要がないとされている出来事であるから
- ガイドラインでは自死の場合でも、3年経過した場合告知する必要が無いとされているから
- 必要以上に過度な”事故扱い”は、病気でお亡くなりになった方とそのご遺族の尊厳を毀損していると考えるから
です。
どんなに時間がたっても告知すると以前ブログでも書きましたが、先日の講習会での学びが大きく影響しています。
勿論、あくまでも上述のケースに限りますので、それ以外のケースは今後も告知をいたします。
めんどくさい不動産屋ですが。何卒宜しくお願い致しますm(__)m
ここからが一部修正した元記事です(2020年7月初出)
来週は七夕、晴れるだろうか・・・

と思ったら今年はあのふたり会えないのね(ゲッソリ)
とあるお部屋 室内で入居者の方が病気で倒れ、お亡くなりになりました。
半年も発見されなかった
自ら命を絶った
その部屋で刃傷沙汰があった
ならわかりますが、病気でお亡くなりになった=自然死ですからね。。。
正直、これは「告知事項」に該当する事故なのか?と思うのではないでしょうか。
人間、いつかはどこかで死ぬわけです。場所も時間も自分の思い通りというわけにはいきません。
それを、なにか悪霊でもいるかのように忌避するというのはワタクシ、亡くなった方への冒涜ではないかと考えます。(個人差があるのは100も承知ですが)
そもそもワタクシ、そんなことよりも生きている人間のほうがよっぽど怖いと思います。
最近、高齢化問題が別の言い方されることが増えてきました。
それは”多死社会”
Wikipediaより引用
多死社会とは・・・
高齢化社会の次に訪れるであろうと想定されている社会の形態であり、人口の大部分を占めている高齢者が平均寿命などといった死亡する可能性の高い年齢に達すると共に死亡していき人口が減少していくであろうという時期。[1]
2038年頃が多死社会の中でも特に事態が著しい時期であると予想されており、その頃に出生率が向上していない、あるいは現状よりも下がっているならば日本の人口減少が激しく、毎年国内の大都市の人口に相当するだけの人口減少が起こっているだろうと計算されている[2]。
総務省統計局の人口推計によると、西暦2011年(平成23年)を境に人口が急激に減少していることが確認出来る。
また、年齢階級別においては、0~14歳人口および15~64歳人口は減少し、65歳以上人口は若干の増加傾向にある。
また多死社会では火葬場の不足が懸念されている。
引用終わり
高齢者を念頭に置いたこの多死社会の概念ですが、老若男女問わず、今後アパートに限らず、自宅で急死する、なんてケースは増えるでしょう。
そもそも人が死ぬ、ということはごくごく自然なことです。それを事故物件扱いして、告知事項だなんだ・・・というのは、正直モヤモヤします。
ワタクシのエゴかもしれませんが・・・
死は人生の一部だと受け入れられるような死生観
をみんなが持ってくれたらなぁ・・・死は穢れじゃないんだよなぁ・・・
あ、
ちょっと哲学科卒っぽいですかねぇ?
え、そんなことない?