皆さんご機嫌麗しゅう・・・
アイキャッチの本読んだことがない人ゼロ人説。。。
この『おしいれのぼうけん』・・・
意外と大人が読んでも面白いんだよなぁ。。。保育士さん目線でもよめるから。
ただ、押入れ閉じ込めは・・・
今やったら虐待すれすれかもしれないですね(つーかアウトですね)
・・・時代は変わるもんです(遠い目)
今回はそんな押入れをめぐるお話。。。
もうすぐ春。。。天気がいい日は押し入れの布団を干して…なんて日がそろそろ始まりそうです。
この押し入れ。。。
語源も、(出しっぱなしだとだらしないから)フトンなんかを押し入れるから。。。身も蓋も無い。
で、そんな押し入れ、始まったのは、江戸初期(推測)からですが、いつぐらいから一般的になったかご存じでしょうか?
・・・
・・・
市民一般に広がったのは
江戸中期から明治ころ(はっきりした期限が見つからないらしく)と言われています。
一般市民の間では収納、という概念がなかったらしいですよ・・・
正直、大して古ーい歴史があるわけじゃないのね。。。というのがワタクシの感想です。
あくまで布団を折ってしまうことに特化したスペースです。
逆に言えば、
- フトンのために奥行きが深すぎる
- 中途半端な高さに棚がある
- 引き戸半分ずつしか開けない
と、今の生活には全くマッチしていない収納です。
さらに、ベットをおく生活の場合、布団収納のスペースはそれほどいらないわけです。
ライフスタイルや、生活習慣に合わせて収納スペースも変わっていくのが当然、ともいえます。
なのに
情報がアップデートされていない建築関係に依頼すると・・・
収納が、必ず押し入れになってるんですよ。
言い分もわかります。
日本の在来軸組という工法だと、寸尺のパーツ組み合わせ(スーパーざっくりいうと0.9m(約三寸)の正方形を組み合わせていくんです)で設計するので、押し入れサイズ(幅1.8m奥行0.9m)じゃない収納を取り入れると、間くずれするんです
でもさ・・・
ちょまてよ、と。
あんたプロでしょう?と言いたくなります。
間くずれずれ起こそうが、ニーズに合ったものを作らないと。
ただね、
そういう大工さんとか工務店さんは、仕事は丁寧で間違いなかったりするんです。
だからそこでワタクシの出番なわけです。
いいしごとする大工さんとワタクシの賃貸ノウハウで、ええもん作りまっせ、となるわけです。
先日HP掲載前に決まったH2年築の物件
これを
リノベして・・・
・・・
こんなんなりました
ここに至るまで、何度も図面を引き直し、できる出来ないで意見がぶつかり、時には殴り合いに発展することもあり。。。
・・・
スミマセン途中から嘘でした
とにかく、いい仕事する大工とワタクシのノウハウを駆使して
昔ながらの押し入れ幅は最低限残しつつ、都合の良い奥行き収納をちりばめ、おまけに玄関手洗いを設置という、至れり尽くせり賃貸が完成したわけです。
さらに完全完成する前に申し込み契約と相成ったわけです。
何の告知もせずに、です。
いかにリノベが有効かおわかりいただけましたでしょうか?
そして何が言いたいかというと古い収納概念にこだわる必要などない、ということ。
多くのことは変わっていくものです。人間なぞ有史2000年そこそこしか歴史がないわけですからね。
伝統だと思ってたことが、実は大して伝統がない、なんてこともままあります。
たとえばお墓・・・
一般市民が普通のお墓を建て始めたのって、いつからだと思いますか?
なんと、大正時代以降なんだそうです。
日本におけるお墓・墓石の歴史
日本では、古代につくられた古墳など、歴史の古いお墓が各地に残っており、古くからお墓がつくられていたことがわかっています。しかし、当時お墓を持つことができたのは支配階級のみ。江戸時代頃までは、亡き後にお墓に納められたのは有力者のみで、庶民の場合は亡くなってもお墓が建てられることはなかったとされています。現代のように誰もがお墓を建てるようになったのは、大正時代以降と言われています。
~中略~
檀家制度が確立された江戸時代頃からは、それまでよりも多くの人のお墓が建てられるようになりました。しかし、それでも当時は武士階級や有力者が板塔婆(いたとうば、いたとば)や石塔婆(いしとうば)などを建てる程度にとどまっていました。大正時代頃から、墓地不足を解消するために土葬から火葬中心に変わり、庶民がお墓を建てる今日のようなスタイルが定着したとされています。
引用:いつからある?日本のお墓、墓石の歴史とは https://ohakakiwame.jp/column/cemetery-grave/history.html
ね?こんなもんなんですよ。バレンタインデーのチョコはお菓子メーカーがチョコ売りたいからだなんて笑ってますが、このお墓だって仏教関係が檀家増やしたいから~といわれてもおかしくないですよ。
なんてことを、遺品整理や家しまい関係の事業やってるかたとおはなししたときに思ったわけです。
という訳で長くなりましたが、このあたりでノシ
なんか東京出張でえらく疲れてるみたいです。明日はゆっくり過ごすかね。。。