ブックレビュー アラン『幸福論』 連載16回目

皆様ご機嫌麗しゅう・・・

嵐のような天気らしいですね明日(白目)

でも着実に春が近づいています。そして来年の冬を思って憂鬱に・・・

・・・

こ、今年位であれば何とか耐えられるのでセーフ。

実際、雪がないと、会社までの通勤時間半分くらいなんですよ。。。

あと人の家の雪やら消雪の心配したないねん。。。

さて、ブックレビュー

前回の反省を生かし

今年二発目のアラン幸福論です

バックナンバーこちら

では15回目スタートです


今回は

39.速力 40.賭け 41.期待 

でございます。

速力

早く到着することばかりに執着すること

列車内での過ごし方に

苦言を呈している回です。

ただこの話、100年以上前の話だし

アランが今のリニア見たら腰ぬかすだろうな。。。実現したら東京大阪間あっという間だもんね。

でも、最近は乗り鉄という方々もいるので・・・

たださ、

スマホばっかり見てるのはなんかもったいないですよね。。。人のこと言えないですが。。。

賭け

賭け・・・大王製紙・・・うっ頭が・・・

まぁ暇だとスリルを求めてしまうんでしょうね。。。

暇だとスリル。。。これは戦争と似た構図ですね。

アランも、

好戦的なのは、仕事や心配事がすくない(=暇)な人間だ

と言っております。

で、金持ちが「自分みたいな金持ちが危険な賭けをするのは、やむにやまれぬ事情がある」みたいなことを言うと、いかにももっともらしい感じがしますが

そうではなく

二回連続登場

単純に暇なだけなんです。

期待

期待と、幸運(僥倖)とは明確に違うんですよ。

期待は行動に先立ち、日々の仕事のなかから生まれる・・・

幸運(僥倖)は、盲目の運命、つまり希望はあるけれどその代償として不安をガッツリ感じるもの

なんですと

ちょっと前ラジオで聞いた

「ラッキーは続かないけどハッピーは続けられる」

という言葉そのものですね。

で、また賭けの話が出てきます。

この期待を人工的に作り出すのが、「賭け」(またか)

賭けは、腕前ではなく僥倖で勝つことに重きが置かれているから「人工的」なわけです。

この章冒頭に保険の話が出てきますが、保険も賭けの要素が若干ありますね。。自分の不幸を願う賭けっていうのも、何かぞっとしないですけどね。

この章、こんな文章があります

平等の正義は何もむずかしいことではない。しかし人間はむずかしくないものをあまり好まない。

アラン 『幸福論 41:期待』より

社会主義が根付かないのはこういうところなんでしょうかね・・・

それにしても

ヒマというのは人類最大の敵ですね。ろくなこと考えなくなります。

忙しいは心を亡くすと書くから、忙しいのはダメ、なんて言いますが(自分もたまに言います)

心は亡くしたほうが良い場合もあります。心と向き合うときというのは、暇な時ではなく何かをしているときなんですよね。

例えば就活生がインターンに参加して、仕事面白い・・・なんて思うとき、心と向き合ってるんですよ。

※詳しくはこちら

絶対近日中にリライトしなければ・・・

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