皆様ご機嫌麗しゅう・・・
ここまで寒かったのが一転、寒さが緩むようですね。
明日仕事して弊社は日祝連休でございますので、死ぬ思いで業務こなしております。
年末年始、結構時間があったので、
文藝春秋1月号と週刊文春の他に、いろいろ読んでいたわけです。
そんな中でも、1年ちょいかけて、とある本をやっとのことで読み終わりました。
それは
・・・
日本語版出版されたのは2014年
9年前、結構騒がれていたのを覚えている方どれだけいるだろうか…
この本のすごいところは、これまでまともな統計がなかった資本と富の推移を
18世紀後半から網羅的に調べている点です。
だからページ数も700ページ超と尋常じゃないので、読み終わったことで満足しがちです。
※ワタクシも全く内容が頭に入っていないので、読み終わって直ちに再読中です。
で、この『21世紀の資本』
当然ですが、日本についても語られております(腐っても先進国ですから)
日本がいわゆる高度成長期を迎えていたころについて言及されているのです。
どんな書かれ方か、というと
ずばり
だれがどんな政策を取ろうと確実に成長した
・・・身もふたもない・・・
団塊ピーポーにぶん殴られそうですが、なぜそんなことが言えるか?
これは簡単です。
そのころの日本には伸びしろしかないから
一言でいうと”人口ボーナス”というやつです。
人口が増加
↓
若い世代が多いから全人口の年齢中央値も若い
↓
税金も潤沢に使える
↓
子供が多い=高等教育を受ける人数が増える※国富を増やすのは、いつの時代も教育です。
な・の・で
経済成長するのはあたりまえ体操よりあたりまえだったわけです
・・・国がよっぽど足を引っ張らない限り。
勿論、当時何もない時代から日本を再建した世代には敬意を表します
が、
頑張ったら頑張っただけ報われる良い時代だっただけだとも言えます。
がむしゃらに働いた世代からしたら、俺たちが頑張ったから~と先輩風を吹かせたくなるでしょうけど、ワタクシ共が同じだけの努力を
なんだよてめーまた正月から暗い話題かよ
と思われるかと思います。
だってさ、
読む本、読む本
ことごとく
日本の未来は⤵・・・wow⤵・・・wow⤵・・・wow⤵・・・
みたいな感じなんですもの…
で、ワタクシと世代が近い方はお気づきでしょう・・・
なぜアイキャッチがあの画像だったのか・・・
そうです、ここでフラグ回収です。
で、統計だけ見ると、そんな日本よりヤバい国があります
それは
中国
- 高齢化は日本よりも旧スピードで進んでいる
- 一人っ子政策のせいでいびつな人口ピラミッド
- 男性ばかり優先して産ませた結果女性とのバランスが取れない
- 移民の流入よりも転出のほうが圧倒的に多い
・・・日本よりやばいんですよ。
なんて人の心配するよりまずは日本がどうやって生き残るのか。
どうやったって自然増は不可能なのであれば、移民が来てくれれば来てもらうのがいいです
来てくれるだけの魅力が果たして日本にあるのか…は別にして
昨年のワールドカップ観ていて強くそう思いました。
例えばフランス代表のムベッパ(エムべパ)
ヤバかったですね、決勝戦でハットトリック。。。
で、彼はアングロサクソンじゃなく移民系です
ムベッパが初めてではなく、これまでも移民系の選手がフランス代表で躍動してましたものね。
アンリとかベンゼマとか。
さらに、ヨーロッパのみならず、どの国も多人種が当たり前でしたものね。
それだのに。。。
今さら外人が来ると秩序が乱れるだの、日本人の純血がからだの
古き良き日本がどうとかこうとか・・・
ガキの駄々よりガキみたいな主張ですね。
正直、人間という種が今後どうなっていくのかは全く分かりません。
ただ、今までだってわからなかったのだから、変化を甘んじて受け入れるしかないですよ。
でもその変化にただただ身を任せるのではなく、
- なぜそうなっているのか?
- 当たり前だと思っていることは本当に当たり前なのか?
- 恣意的な情報に踊らされていないか?
を常に自問自答して変化に対応していきたいと思います。
久々ヒートアップして書きすぎました。
それではこの辺で、また明日ノシ
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