風のように六月が過ぎていく・・・
さて、仕事上の失敗、皆さんありますよね。
ないのは大門未知子くらいです。
ワタクシももちろんあります。大きいのも小さいのも
- 就職直後に軽トラ一台オシャカにした(後方からの車に気づかずにドア開けて持っていかれた)
- 発注型番間違え、先輩に営業車で仙台→盛岡ダッシュさせた
で、今日は、今の仕事についてからの失敗、「恥」の部分を書きたいと思います。
自らの戒めのためにも。
ご依頼いただいたある売買物件、
とてもいい物件だったのです。
お問い合わせがすぐに何件か入ったので、いい出だしだったんです。
だったんですが・・・
お問い合わせが購入、商談につながらない。
私が魅力を伝えきれていないのか、値付けがまちがっていたのか・・・
そのあとはご紹介してもいいお返事がいただけず。期待してもらっていた売主様に良い報告ができずにいたんです。
そんなこんなでどんどん時間が過ぎていく・・・
そうなると、生来ビビりアンド小心者のワタクシ、
怒られるのが嫌だったんですね。
ご依頼主様に連絡を取りづらくなり、報告がどんどんおろそかになってしまいました。
そうなると、物件を見るのもつらくなるわけです。足が遠のいてしまいました。
そうこうしているうちに・・・
売主様から
「他業者にも頼みたい」
とのお言葉。
めまいがするほどショックでした。
が、
当たり前ですよね。
この時のワタクシ、ビビりアンド小心者な上、売主様から連絡がないことに甘えておったんです。
信頼してくれている、と。
それが完全な思い違いというか思い上がりだということが今ならわかります。
私が良いニュースも悪いニュースも逐一報告するべきだったのです。
売主様は遠方にお住まいでしたから、何度も鶴岡に来て確認することはできないわけです。
となると、私からの報告が唯一の確認方法なわけです。
それなのに報告がないのはどれだけ不安か・・・
ワタクシ、この不安に思いが及びませんでした。完全に自分可愛さです。
この一件で、失ったものは計り知れないくらい大きかったですが、
不動産営業とは何かを改めて考える契機となりました。
正直不動産ではないですが、営業とは目先の売り上げを追い求めることではなく、
できる限りお客様の不安を解消し、安心を提供することが何よりも大事なんです。
なので、この売主様には謝罪はしてもし足りないのですが、本当に感謝しています。
特殊なコネクションも、一流営業の様なテクニックも、生死ぎりぎりの死線を超えるような取引経験もワタクシにはありません。
だからこそ、今まで以上に、お客様の不安を解消し、安心な取引を提供できるように尽力していかねばならないと思います。
今回は自らの恥をさらして、胸に刻むため文章にしました。
ということで今回はオチ無しです。。。
我ながら重いな・・・
※次回から、また普通に更新してまいりますので、ご期待くださいませm(__)m
One thought on “あの日のあの自分への戒め・・・”