ブックレビュー アラン『幸福論』 連載30回目

皆様ご機嫌麗しゅう・・・

実はワタクシ、今日会社におりません。

ちょっと野暮用です。

記念すべき30回目のまとめ。ゴールテープが目視で確認できる・・・

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ではスタートです


今回は

82.礼儀 83.処世術 84.喜ばす

です。

82.礼儀

目に見えないものほど難しい・・・礼儀がまさにそう。

礼儀はダンスのようにして覚えるものだ(82:礼儀)

これ・・・

表層的な事じゃないんですと。

礼儀=規則ではなく、

規則に適合して、ようやく

礼儀の入り口に立っているに過ぎない(82:礼儀)

まぁ、そうですよね・・・

見た目よりも中身!という人ほど、その言葉をただの言い訳にしていることが多いですものね。

それなりの見た目(容姿の話しじゃないですよ、念のため)でようやく入り口に立てるわけです

じゃあ礼儀ってなんだよ・・・

その答えは、次の83で説明されております。

83.処世術

で、上で説明した礼儀を感なく発揮することが処世術なんですが

礼儀というものは人が考えもせず行い、表すつもりでないものを表す行動に関係する(83:処世術)

礼儀正しい人は、人に与える苦痛がどうにもならなくならぬうちに、気まずさを感じて、手際よく方向転換する人である。(83:処世術)

礼儀とは習慣であり、気楽さである(83:処世術)

・・・もはや説明いらん。

処世術ではもう一つ、優雅さに言及されているのですが

優雅さとは、誰も不安にさせず傷つけもしない、幸福な表現と動作である(83:処世術)

で、この処世術のもう一つ規則をくわえる、それが84なんですと

84.喜ばす 

で、この”喜ばす”ですが

虚言や卑劣さなしにできるたびごとに、喜ばすことなのだ(84:喜ばす)

どんなものにも、たいてい、ほめるべきことがある。なぜなら、真の動機などというものは、常にわたしたちにはわかりはしない(~後略) (84:喜ばす)

どうせわからん、そうだったら、喜ばす、ほめることが大事だと、いうのです。

批判や悪口が異様なほどバズるこのご時世、この考えは大事です。

真の礼儀は、むしろ、すべての摩擦を和らげる人から人へと伝わっていゆく喜びの内にある(84:喜ばす)

この”真の礼儀”は、こうやって実践するんだそうですよ

「イライラするな。自分の人生のこの瞬間をだいなしにするな」(84:喜ばす)

を表情や身振りで人に伝える。ということです。

お、これって

ひとことでいえば、

リラックス(by横道世之介)

に集約されそうです

力むと威嚇するような無作法(威嚇は”恐怖”の別の顔なんです、これいい言葉だなぁ。。。)につながるから、とにかく

リラックス

でも、必要な時には力強くするのはOK。

うーん。

リラックス って心が忙しい現代では、つい忘れてしまう。

何も考えずに、余計なことを知らないで、感じないでいられればいいのになぁ・・・と思うくらい現代は情報が多すぎますからね。

でも

忘れても、思い出せるのがいいところ(By尾崎世界観)

ですから。

・・・忘れても頑張って思い出すしかないですね。リラックス。

あ、もう一つ

他人に警戒や威圧をしないって、まさに営業の本質ですわね(戒め)

不動産屋って、何となく圧高めの人が多いですからね。昔のイメージがあるからかな・・・

で、この『幸福論』まとめもあと3回で終わります。。。ガチの終わりが見えてきました。

年末にかからないよう頑張ります。

ではまた来週。。。Cyaoノシ

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