赤い公園 津野米咲さんを偲んで 2024年

皆様ご機嫌麗しゅう

※今日の記事には不動産ネタも靴ネタもやきうも出てきません。完全な自己満足記事です。

今日は10月18日

赤い公園 津野米咲さんの命日です

で、

毎年この日は、素晴らしい音楽家だった彼女への感謝と追悼の意を込めて、赤い公園の楽曲を取り上げたいと思います。

ええ

完全な自己満足です

こちら亡くなったニュースに触れてから初めての更新です。

もう4年前か。。。

一昨年の記事

このとき『pray』を紹介しております。詩も音楽も素晴らしい曲です。どうしてこんなに悲しくて優しい曲が作れるのだろう。

で、昨年の記事

『journey』をご紹介しました。

いい曲&歌詞ですね。。。ちょっと強めに背中をバーンとやってくれるような歌。

今年はどの曲にしようか・・・かなり悩みました。

サブスクで何度も聞くほど、悲しくなるというか、心えぐられるような気持ちになるというか。

えぐられた底に、一体何が残っているのか。

そんな問いをたてられているような気持ちになりました。

・・・

・・・

今回はcanvasという曲を取り上げます

こんな曲

歌詞

淡い淡い気持ちが
近頃急いでる
さよならの色が
この街にとける
甘い甘いかほりに
誘われ踊ってる
でもね
ひとひらの寂しい
心に気づいてる
ぼくらの日々まで
春はさらっていくの
やけに眩しくて
途方に暮れる
長い長い夢から
醒めるのは一瞬で
消せない
さよならの光
心は気づいてる
これから何度も同じような季節が来ても
二度とない気がしてる
今だけは
ぼくらの日々まで
春はさらっていくの
やけに眩しくて
途方に暮れる
花のアスファルト
風になびいたスカート
やけに焼きついた
ちょっと滲んだ
淡い淡い気持ちが
近頃急いでる
ひとひらの祈り
時よ止まれ、なんて

亡くなった翌年、配信で行われたVIVA LA ROCK 2021で、アイナ・ジ・エンドがカバーしたバージョン

アイナと津野さんは交流があったそうです。彼女の歌声だと、胸を引き裂かれるような、別れを想起させられるような、悲しい気持ちになります。

ちょっとだけ歌詞に触れます

歌詞の中の

これから何度も同じような季節が来ても
二度とない気がしてる
今だけは

最後の”今だけは”

が強烈にまぶしい。

こう思える季節を、

二度とないと思えるような

季節を

時間を

果たして過ごしたことがあるだろうか。

その後に続く。

ぼくらの日々まで
春はさらっていくの

春は歓迎すべき季節なのに

まるで大切な何かを奪うような歌詞です。

奪っていく、さらっていく

強烈なつむじ風のように

さらわれてもう戻らないものをたくさん抱えて、生きていくしかなんだろうな。

この曲を聴いてそんなことを思いめぐらせていました。

赤い公園としても、津野米咲さんとしても

新しい楽曲が作られることはありません。

本当に悲しい。

でも、残された美しい作品たちを抱きしめて

”悲しい”とつぶやけることに感謝しなければならないのかな。

だって津野さんがラジオ番組の最後に言っていたのは

いつも

”ありがとう”

でしたから

ワタクシが生きている間は、何としても続けていきます。

ええ、自己満足です。

でも、この記事を目にした方がたった一人でもいい。

新たに赤い公園の作品に触れてくれることを祈っております。

それでは、明日は通常営業でお会いしましょう。

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