皆様ご機嫌麗しゅう・・・
木曜日ですね。
そろそろ夏休みという言葉がちらついてまいります。
ワタクシもココロオドルアンコール沸かす・・・
・・・
さて
昨日休みを利用して、父兄参加枠で致道館未来講座、行ってまいりました。
慶応の先端生命科学研究所所長の荒川さんが講演なさってたんです。
大半が、ずっと研究なさっていたクマムシについて
これじゃなく
こいつです
賞味1時間くらい、愉しく聞いておりました。
最後に質問タイムがあったのですが
まあね・・・
生徒さんが質問するわするわ・・・
全生徒の1/3くらいが挙手して、なかなかクリティカルな質問をしていました。
誰も手を挙げなければ、ワタクシがしゃしゃり出ようと思っていたのに・・・
その質問の中で、一つ気になったものがありました。
その子は『クマムシは人間のためになるのか』といった主旨の質問をしておりました。
荒川さんは『僕が癒されているからそれだけでためになっている』とやや冗談ぽく答えておりました
が、
この『役立つ』至上主義・・・とても危険な考え方です。。。
だって
役に立つかわからないけれど、研究を続けるのが基礎研究だから。
研究が役立つ役立たないのハナシで、今週頭からずっともやってました実は。。。
まずはこの記事をご覧ください。
橋下徹氏「なんで学者ってこうも偉そうなんや」都知事選斬った京大教授を猛批判
・・・でましたⅩのポストを転載するだけのコタツ記事
ちなそのⅩがこちら
えーと。
コミュニティノートつけられているし。
・・・
この発言自体、橋下氏の藤井氏憎しマシマシなのはわかります。
ただ
無駄な研究で研究費を引っ張る詐欺師は・・・ちょっといただけません。
いい年のおっさんがさ、頭にきたからスマホで罵倒ポスト、か。。。
どっかの居酒屋でやってくれよ・・・
ただ、インフルエンサーとして人気があるお歴々って、短い言葉で”わかりやすく”話しています。
わかりやすくって・・・
自分の考えを込めた恣意的な言い方、ともいえる訳で。
恣意的な言い方で同調者を募り、相手をボロクソにいう。。。
口が達者な奴ばかりが重宝される。。。
それこそ『口が立つ奴が勝つってことでいいのか』?
で、口が立つやつがハイ論破、
HappyEnd・・・
。。。
ち~が~う~だろ
違うだろ!
罵倒、罵り、論破・・・それでは健全な議論や意見交換はできないですよ。
そして研究について。
基礎研究がいかに重要で、国の発展に寄与しているかについてですが。
このポストがとてもよかった。
すぐ役に立たないけれど、将来役に立つかもしれない研究がいかに大事か・・・
荒川さんも講演でとにかく自分の好きを研究(勉強)して、ブルーオーシャンを目指せ!
と熱く語っておりました。
なんせ荒川さん自身、役に立つかわからないクマムシ研究をずっと続けてましたし。
そのクマムシが持つ放射線耐性がなんと・・・
人間や植物にも応用が可能かもしれないんだそうです。
これ、
イーロンマスクやNASAが計画する火星への移住計画には不可欠なんだそうで。。。
ね?
役に立つかどうかはわからなくても、続けるって大事でしょう?
ワタクシ、思うんです。
わからないって決してネガティブなことではなく
重要な感覚だと。
ほんと、ほんとたまたまですが
ワタクシの大好きな二人
星野源も
尾崎世界観(『転の声』芥川賞残念でしたね)も
「わからないことを大事にしたい」
という趣旨の発言をしておりました。
分からない、けど楽しいとか
わからない、けど好きとか
わからない・・・という感覚を、もっと大事にしたいですね。
※余談ですが、直木賞作家の小川哲氏は、東大の学生時代、岩波文庫を棚に左端から全部買って読んだんだそうです。
わからない本や、つまらない本や、理解できない本も全部読んで、なぜそう感じたのかを執筆に活かしてるとか。
やっぱりね、分からないって、とても愛おしい感覚だな。
。。。
という訳で今日はここまで
また明日Cyaoノシ