貸せる判断・貸せない判断

皆様ご機嫌麗しゅう・・・

そしてあっという間に六月一週目が終わる。

光陰矢の如し。。。ですな。

さて、先日、とある物件の現地調査に行ってまいりました。

その物件は一戸建てで結構古いもの。

今年の4月頃全入居者が退去して、今後どうしたらよいか・・・

といったご相談でした。

物件は鶴岡市のやや郊外でしたが

空き貸家が全くない弊社・・・

ワタクシ、

愛車をぶっ飛ばして行ってまいりました。

で、現調後…

・・・

貸さないほうがいい

とアドバイスいたしました。

理由は

  • すでに何らかの虫の食害の痕跡が見られる(シロアリっぽい)
  • 無理やりコンクリとで埋めて作った部屋があり、天井が低い(床から天井が2mくらい。。。)
  • 基礎が信じられないくらい低い低いところだとほぼゼロ。。。
  • 給湯器・エアコンがすでにおシャカ(この表現古・・・)
  • 部屋の随所に傾みが見られる
  • 仮に修繕を済ませても、受け取れる賃料がそれほど高額ではない
  • 大家さんが非常に高齢←これホント大事

・・・

まぁね。。。

数年は問題なく使えるかと思いますが、かなり無茶をして貸家化しているので、そのひずみが随所に現れてる。

現状を見てワタクシ

ぜひ貸しましょう!!!

なんて言えませんでした。。。

※仲介だけ家でやって、その後は自主管理してくれ、と強弁すればまぁ、手数料はいただけるかもしれませんが、4万そこそこだし、あいにく嘘がつけな(ry

それに一度貸してしまえば、入居者に退去を迫るなんて超絶至難の業です。

月の賃料が4万円前後だとしてそのために数十万の修繕をして、高齢の大家さんが修繕リスクを長期間しょい続けるのは、ちょっと。。。

そして、そんなさなかにタイムリーなこの記事・・・

30年で約1100万円。。。

1年で約36万8千。。。

1ヵ月3万円くらい。。。

元記事 住宅リフォーム費用、4年で15%上昇 大工不足など響く

※上のURLですが、最初の数行はログインせずに読めます。全文読むには日経新聞のIDが必要です。なお無料で作成・ログインすると、月に一本だけ無料で記事が読めますので一つ良しなに。。。

個人的には、さすがにここまできっちりきっちり補修が必要になるか…というと「?」です。

記事でも指摘していますが、ワタクシが一番心配だったのがコチラ

一方、高齢期に多額の費用をかけてリフォームしても、その直後に健康問題などで、病院や介護施設に移らざるを得なくなるケースも少なくない。豊田氏は「自らの年齢も考慮に入れ、今の家にどれだけお金をかけるべきかを冷静に考えたい。場合によっては本当に必要な部分に絞って修繕することも選択肢になる」と話している。

引用記事 住宅リフォーム費用、4年で15%上昇 大工不足など響く (太字ワタクシ)

結局、貸さないことにしたので、ワタクシは無駄足といえば無駄足でした

が、高齢のお二人がこれからの人生を穏やかに過ごせるのなら。

それに、賃貸物件としての貸家は、基本的に需要>>>>>供給です

もっと欲しいな…というのが正直なところです。

それに新築したうえでお家賃もそれなり

とか

複数物件をお持ちの方

であれば問題ありません。

一件しかない古~い一戸建を、安い賃料で貸すのは

・・・最悪大赤字もあり得るというわけです。

おまけに・・・上記記事の試算はあくまで”修繕”にかかる分です。

ということは含まれていない大事な費用がありますね。

それは、

税金と火災保険

・・・

・・・

ああ、不動産は出費との戦いや。。。

アパートマンションや貸家にお住いの皆様、、、

賃貸に住んでいる限り、上の修繕費用プラス税金はかからないんですよ

それでも大家は私腹を肥やしている。。。

家賃は勿体ない・・・

なんて単純に思えますか?

持ち家は夢のドリーム(CV:ミスター)ですが、責任とお金がかかるという現実もしっかり踏まえてお考え下さいませ。

という訳で、今日はここまで。。。Cyaoノシ

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