皆様ご機嫌麗しゅう・・・
一平・・・どうして・・・
億万長者が賭博で身を亡ぼすといえば、大王製紙の元社長が頭に浮かびますね。。。
さて、大金をつかんでも幸せになれるとは限らない、をこんなに生々しく知ることになるのも、何となく心に刺さるものがあります。
読んでないけど、ドストエフスキーの『賭博者』でも読んでみっか。
そんな金持ちとは真逆の映画『PARFECT DAYS』ご覧になりましたでしょうか?
あらすじ
トイレ清掃員として働く男性は、音楽や読書、写真を楽しみながら平穏な毎日を過ごしていた。そんな彼に、ある時思いもよらぬ再会が訪れる・・・
よりくわしくは、こちらご覧あれ あらすじページ
レビューサイトを見ると、ささやかな幸せを楽しんでいる姿や、映像・音楽のすばらしさ
大きな事件など起こらない、いわゆる日常モノの映画です。
日々を生きる主人公平山(つーか役所広司)の姿をみていると
『足るを知る』
『日常の中にこそ幸せが』
といった言葉が出てきそうになります。
が、ワタクシそういう感想には一切至りませんでした。
多くを語るとネタバレになりますので何も書きませんが
最後のシーン
ワタクシはいつの間にか涙を流してました。。。終わってからも席から立ち上がれなかったくらい。
何もなくても、日常をperfectに過ごすことは出来るでしょう。
主人公の平山も、お金はなさそうだけれど、日々を生き生きと暮らしている。
まさに『足るを知る』生活です。
でもね、
そんな暮らしに至るまでにどんなものを失ったり、どんな人と別れたり、どんなことをあきらめたのか。
失ったり、別れたり、あきらめたりしたのも不本意だったんだろうな・・・
そんなことを考えてしまいました。
与えられた日常に感謝できるのは、その日常が感謝に値するものであることが必須です。
恵まれていると判断するハードルの高さが人によって違いすぎる。
恵まれていることにも気づかない、というのはこういう思いの違いから生まれるんでしょうね。
だから賭博か・・・
・・・
まちキネでは来週まで上映しているようですので、一つ、良しなに。
あ、トイレ清掃員であることは、個人的には特別な意味はなかったです。
ただ、東京にはいろんなトイレがあるんだなぁ…と感心しました。
あと、お酒飲んで自転車は飲酒運転なので、実際の世界ではやっちゃだめだぞ
という訳で今日はここまで。。。またねCyaoノシ