何か読んでくださってる方(同業の諸兄方々の他にもちらほらいらっしゃるようですわ)がいるようで、最近テンションあがってマス。
今回は経済的観点から考えてみましょう。
経済的観点でのマイホーム
住宅を損得で観るということはどういうことかというと、住宅費を投資的観点から見ているということです。
いくらいくらの融資を利用し、家賃分毎月経済的に利益を得ているという考えです。
たとえば3000万円の融資で、土地と家をかったと仮定しますと。
同程度のクオリティの賃貸住宅は、おそらく11万から12万円・・・
つまり年間132万円から144万円の経済的利益を得ていると考えられるわけです。
ココから表面利回りを計算すると、
1,320,000÷30,000,000=0.044
1,440,000÷30,000,000=0.048
よって表面利回りは4.4%~4.8%
※3000万円を1.21%全期間固定で借りると、月額87,653 円 程度の返済の様です
あくまでシミュレーションなのでご参考までに
自分が住むんだから空室のリスクはありませんが、新築で7%以下の投資ははっきり言ってやるメリットがない上に、これ表面利回りで固定資産税・都市計画税・修繕の積み立ては費用に含んでいないので・・・投資的観点からみると、全く割の合わないことになります。
表面利回りが7%超えようとすると、2000万円以下で手に入れなければなりません。。。
が、
そのくらいで手に入る土地付きの建物で賃料想定が11万~12万はおそらく厳しいです。さらに30年後”資産”と呼べるだけの価値を維持できる建物かといわれると・・・ウーンなものがほとんどです。
なので、
やっぱり賃貸がナンバーワン!・・・
持家と賃貸の場合、数字は当てにならない場合がありますよ
・・・とここまで読まれて、?と思わなかった方、危ないですよ。。。
書き手によって数字はいくらでもいじれますからね・・・
持家推進派は購入金額を下げ、想定賃料をあげます。
賃貸推進派は購入金額をあげ、想定賃料を下げます。
騙そうと思えばいくらでも騙せるわけですわ。
そして自分が得する方へ誘導する人間が残念ながら結構いるわけです。
・・・
しかたないよね、生きるためにはお金稼がないといけないし
・・・
というわけで、シミュレーションが当てにならないから、正しい答えは沈黙・・・
経済的に損か得かは購入者が決めてね(はぁと)
・・・
・・・
これではあまりにつまらないので、もう少しお付き合いください。
住宅は自分のモノになるということは、何代にわたって住み続けるにしても、売るにしても、
価値が下がらないように建てること=経済的観点で損をしない住宅だとおもいます。
価値が下がりにくい・・・というのにはいろんなアプローチがありますので、できれば一度ご自身で調べてみることをおススメします。
ただ・・・これはワタクシの私見ですが
そもそもプライスレスな何かを手に入れようとして建てるものだと思いますので、損得で考えている間は家なんか建てない方がいいと思います。
損得が住宅購入の最上位に来た状態で、納得のいく建物は建てられないし、建てた後後悔する(失敗したと思っても認めたくない・・・という方結構多いんじゃないでしょうか)のは目に見えています。
てなわけで次回に続く・・・
もうまじこのネタ、
初回で書きたいこと書きすぎたじゃん。。。
2 thoughts on “〇万円家賃に払うならマイホーム・・・の罠 経済的観点編”
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