1億3000万の悲劇

おはようございます

昔、

「法隆寺を建てたのは誰?」

というクイズに

「聖徳太子・・・(あ、いまは『厩戸皇子』なんでしたね。)」

と答えると

ブッブッー 正解は大工さん

と返される、しょうもないギャグがありましたね。

ええ・・・昭和ですよ昭和。

なんで唐突にこんなことを書いたかというと

このフライデーの記事をよんで思い出したんですよ。

1億超えマイホームに数十ヵ所の欠陥が…契約者が告発「住友林業には裏切られた気持ちでいっぱい」

・・・

記事引用します

「通常なら、引き渡す前に家全体を清掃する『洗い』という作業があるのですが、これが不十分だった。天井やトイレに作業による汚れが残っていて、タオルで拭くと真っ黒になった。住友林業の責任者に連絡して『洗い』をやり直してもらいました」
ところが、清掃が終わると、今度はもっと深刻なトラブルが見つかった。天井の木材がズレて左右に段差ができていたり、トイレの洗面ボウルが斜めに設置されていたり……。

「不具合が見つかるたびに住友林業に連絡して修繕してもらったのですが、修繕箇所は30ヵ所を超えました。決定的だったのは、家の中に設置したエレベーター。メーカーの定期点検でエレベーターの床下浸水が発覚しました。部材が錆びていたんです。原因を調べたところ、水切り(住宅の基礎部分に雨水が入り込むのを防ぐ部品)が機能をしていませんでした」

不信感でいっぱいになったA氏が’24年9月に外部の調査会社に住宅のチェックを依頼すると、ネジの打ち損じや床下のコンクリートのひび割れ、シンク内の水栓からの水漏れなど、修繕した30ヵ所とは別に19ヵ所の不具合が発見されたという。


「階段は左右の高さがズレていて斜めになっていたし、屋根裏の断熱材はまるで放り投げられたかのように無造作に置かれていました。調査会社の方も『こんなに不具合がある住宅は見たことがない』と驚いていました」

引用ここまで

さすがにエレベータの床下浸水とか、断熱材が敷き詰められていないは擁護しようがないレベルの施工ミスです。

特に住友林業だと、新築価格の中央値坪120万円ですよ

坪120万円・・・

だったらちゃんとやらないとアカンやろと思うのが当然です。

ただね

新築後のクレームというのは、全くないということはほぼないんです。

そしてこのクレーム・・・

施主様によって

これも?みたいなものがクレームされることもあるんです。

生活音の受忍限度に似ているところがありますね。。

人によっては直す必要ないよな?みたいなものでも、初期クレームで修繕を依頼する方もいる。

かといって、

ここまでは受忍限度ですよという基準もない。

なぜなら、

使う材料・什器が家によってばらばらだから。。。

例えば床材・・・

一般的なフローリングと、無垢材のフローリングで大きく違いますし

無垢材にも、クリのような固い素材と、松のような柔らかい素材があります。

壁・・・

一般的な壁紙(クロス)と、塗壁はまるで違ううえ、

壁紙も松・竹・梅があるし、塗壁もしっくいと珪藻土じゃ全然違う

システムキッチン・・・

メーカーがいくつもあるし、造作する方もいる

お風呂・・・

ユニットバスがあれば造作風呂がある・・・

トイレ・・・

メーカーによって全然ちg

え?もういいって?

メーカー並びに施工業者がきちんと施工&誠実な対応をすることは大前提として

初期不良が本当に不良なのかどうか

不良だとしても、ある程度の寛容さが必要ではないかと思います。

※くどいようですが、業者が誠実に対応していることが前提ですよ。。。

ワタクシも地場の工務店さんをご紹介することがあります。

紹介の基準は、ご予算や、お客様のコンセプトによって異なりますが

いちばんは

コミュニケーションがとりやすいかどうかが一番重要だと思ってます。

そしてコミュニケーションは、

お互いが信用・信頼をすこしずつ高めていくものです。

今回の記事の内容がすべてほんとうだとすると、初期不良があまりにひどいレベルです。

おそらく

施主さんとメーカーの間でのコミュニケーション、

メーカーと下請け業者の間でのコミュニケーション

下請け業者と現場のセコカンとの間でのコミュニケーション

どれかが不全だったんだろうなぁ・・・

もしくは下請けを安く使い叩くという悪しき習慣が続いていたのか…

とはいえ、こんな記事を読むと家建てるのが怖くなりますよね・・・

ワタクシから一つアドバイスです

これから家を建てる方は、是非

建築現場に足を運んでみてください。

そこで、職人の方とコミュニケーションをとってみてください。(差し入れを持っていくとよきです)

で、現場が

材料は散らりっぱなし

たばこはポイ捨てだらけ

釘ねじが無数に落ちてる

なんて場合は、建築を依頼した工務店・メーカーにご相談してみてください。

その際も、出来るだけ感情的にならずに伝えてくださいね。。。

ええ・・・

実際に家を建てるのは施主さんではなく

職人さんですから。。。

・・・ではまた木曜日にノシ

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