皆様ご機嫌麗しゅう・・・
のぶ代さん、なくなりましたね。。。
大山のぶ代さん死去 90歳 「ドラえもん」26年…アニメ黎明期支えた功績
コメ欄、2代目ドラの水田わさびさんへのリスペクトが全くない奴が結構いますね。
声が変わって一切見なくなったとか、変わってショックだとか。
そういうコメントを読んでしまった水田わさびがどんな気持ちになるか、ちょっと考えてみろや…
私はわさびドラ、のぶ代ドラどっちも好きです。
以前も書いた通り、劇場版ナンバーワンだと思うのは、交代後の新ドラですもの。
昔いいなんて、思い出補正がだいぶ働いてますよ。。。詳しくは、この記事ご覧あそばせ。
旧ドラこそ本物とかぬかす奴らほど、
のぶ代さんが初代カツオだったの知らないんよね。
初代カツオは高橋和枝さんだと思い込んでる。
のぶ代さんが声を担当したのでは、ザンボット3の神勝平がとても印象的です。
つーかザンボット3がやばすぎるアニメなので、是非皆さんもご覧あそばせ…
今日の記事の主題は”思い込み”
以前、和歌山カレー事件についての書籍レビューをいたしました。
その時の記事がこちら
この事件についてより詳しく取材したドキュメント映画が公開されました。
その名も
『mommy』
mommy公式ホームページ ※mommyは家族内での林死刑囚の呼び方(呼ばれ方)
公式サイトから引用です
1998年7月、夏祭りで提供されたカレーに猛毒のヒ素が混入。67人がヒ素中毒を発症し、小学生を含む4人が死亡した。犯人と目されたのは近くに住む林眞須美。凄惨な事件にメディア・スクラムは過熱を極めた。自宅に押し寄せるマスコミに眞須美がホースで水を撒く映像はあまりにも鮮烈だった。彼女は容疑を否認したが、2009年に最高裁で死刑が確定。今も獄中から無実を訴え続けている。
本作は「目撃証言」「科学鑑定」の反証を試み、「保険金詐欺事件との関係」を読み解く。「まぁ、ちょっと、どんな味すんのかなと思って舐めてみたわけ」とヒ素を使った保険金詐欺の実態を眞須美の夫・林健治があけすけに語り、確定死刑囚の息子として生きてきた林浩次(仮名)が、なぜ母の無実を信じるようになったのか、その胸のうちを明かす。林眞須美が犯人でないのなら、誰が彼女を殺すのか? 二村真弘監督は、捜査や裁判、報道に関わった者たちを訪ね歩き、なんとか突破口を探ろうとするのだが、焦りと慢心から取材中に一線を越え…。
大まかに冤罪である(と主張する)根拠をまとめると
- 毒を入れたのを見た、と証言している現場向いの目撃者の供述は、二転三転している
- そもそも目撃者がいた部屋の窓から、林死刑囚はみえない位置にいた(一緒にいた次女と見間違えた?)
- 混入したヒ素は、中国産であり、林死刑囚が所有していたのも中国産であることは一致しているが、同時期、中国産のヒ素を所有していたのは、林家関連以外にもいた。
- にもかかわらず、林家以外のヒ素所有者の鑑定はなされていない。
- 林死刑囚はこれまで一貫して動機について供述していない。
- 周辺のヒ素中毒による保険金詐欺も、林死刑囚が殺害を意図したのではなく、あくまで当人保険金欲しさにが自主的に飲んだだけ。
にもかかわらず、あの夫婦がやったと決めつけることになったのは、報道がやりたい放題だったことと無関係ではありません。
この写真を見てくださいよ・・・
記事をちょっと引用しますと・・・
林死刑囚の長男
「毎日、小型カメラやマイクが塀の中から家に入っている状態で、2階の子ども部屋にも棒の先につけたカメラで撮影されて、窓も開けられなくなった。_マスコミの人たちは脚立に座って雑誌を読んだり弁当を食べたり、その場で寝袋に入って寝ていた。郵便ポストものぞかれ、宅配便の人が来ると、差出人や中身を知ろうとしてマスコミの人たちが殺到した。ゴミ捨て場にゴミ袋を出すと中身をあさられるため、家にためておくしかなかった。家の前にはマスコミの人たちが出したゴミやたばこなどが散乱している状態で、腹を立てた母が警察に助けを求めたが、何もしてくれなかった」_
ついに郵便受けから郵便物が盗まれる事態まで起こり、夫の健治が眞須美に「あいつらの頭を冷やしちゃれ、水でもかけちゃれ」と声をかけます。すでに夫以上にマスコミに腹を立てていた眞須美が、庭に出てホースでマスコミに水をかけたのだといいます。
引用 https://www.nhk.jp/p/gendai/ts/R7Y6NGLJ6G/blog/bl/pkEldmVQ6R/bp/p8pQdGEwwy/より
まさに
マスゴミ・・・
こうやって、
- こいつらだったらやりかねない
- ヒ素で保険金詐欺やっとったみたいだから間違いない
という”空気”をつくっていき
推定無罪、疑わしきは罰せずの原則はないがしろにされ
容疑者は犯人という決めつけの元に捜査・検証が行われ
死刑判決に至る。
・・・
あれ
袴田事件と全く一緒・・・
誤認逮捕で半世紀以上を刑務所で過ごさなければならなかった袴田さん
と同時に、
真犯人はその間、のうのうと生き続けていたわけです。
突然身に覚えのない事件の容疑者として逮捕され、死刑になる。
いつ執行されるかわからずに生き続ける
もしあなたの身にそれが起こったら?
・・・
一人でも多くの人に見てもらいたい映画です。
なんと鶴岡のまちキネで来週まで上映しております。
こういう独立シアター系でしかやらないいい映画上映してくれるのでホント重宝します。
2023年以降のまちキネマジ有能です。ありがとうまちキネ。フォーエバーまちキネ
余談ですが、本事件前にヒ素中毒騒動があったことを一面報道して新聞協会賞を受賞しているですよね。。
どっかの朝日新聞のどっかの記事が。
こういう時は人権について、疑わしきは罰せずから外れてそうなのに、だんまりなんすね。
映画にもこの記事執筆記者がでてきますが。。。まぁ。。。
平和だ人権だといってるわりに
ずいぶんアレなんですね。朝日新聞さんも元朝日新聞記者さんも。
やべーフィクションはたくさんあります。
が、ノンフィクションのほうがよっぽど怖いんだな、と思い知らされる事件です。この和歌山カレー事件は。
と、いうわけで今日はここまで(半ギレ)
Cyaoノシ