ブックレビュー アラン『幸福論』 連載25回目

皆様ご機嫌麗しゅう・・・

先週末はまともな更新ができませんでした。

この週末でだいぶ頭の中にデフラグかけられたので、今週は

いきなり『幸福論』ブックレビュー

です。(三週ぶり)

今回を含めあと9回・・・10回を切った

そんな時に、

えげつないものを見つけてしまいました。。。

キキ&ララの『幸福論』 幸せになるための93ステップ (朝日文庫)

。。。こ、幸福論はラッセルのもあるから・・・

たのむ・・・

ラッセルの方であってくれ・・・

チラッ

自分が不幸だって思い込んでない?
幸せだから笑うんじゃなくて、笑うから幸せになるんだよ。
三大幸福論のひとつ、19世紀末のフランスの哲学者・アランの『幸福論』のエッセンスを、
キキ&ララと一緒に味わおう!

キキ&ララの『幸福論』 幸せになるための93ステップ (朝日文庫)

19世紀末のフランスの哲学者・アランの『幸福論』・・・

おお・・・もお・・・

なんちゅう物をみつけてしまったんや・・・

・・・気を取り直して

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ではスタートです(´;ω;`)


今回は

66.ストイシズム 67.汝自身を知れ 68.楽観主義 69.解きほぐす

です。

ストイシズム・・・

ストイックの語源となった『ストア派』の考えを指します。

このストア派の考え方は

耐え難い感情から身を引き離して、それを品物のようにみなし、「なんじはものなり。我には属せず」というための活気のある心の動きというものにあった。(66:ストイシズムより)

これを言い換えると

幸福の秘訣のひとつは自分自身の不機嫌に無関心でいることだと思う。(66:ストイシズムより)

で、結局は感情を修めるために一番いいのは運動なんですよ。。。

不機嫌の最大の原因は、多くの人にとって他人です。

誰彼からこういわれたとか、こういう態度を取られたとか・・・

しかも、その原因になった人って

~前略~ ところが彼の方では、そんなことはとうの昔に忘れてしまっているに違いないのだ(67:汝自身を知れ)

これをうまくかわすための心がけ、のような本があります

その名も

『たぶんそいつ今頃パフェとか食ってるよ』

『恋するように嫌な奴の事を考えるのやめよう』22世紀まで残したい名言です

悪意を向ける他人ではなく、揺れ動いてしまう自分自身が最大の敵・・・だからこそ”なんじ自身を知れ”が重いわけです。

さて自分と向き合っても、予想できないことが起こるのが人生。

アランは、未来を

  1. ひとりでに来る未来
  2. 自分で作る未来 (68:楽観主義)

の二つに分け、2の未来は、知ることと冷静な目で観察することが大事だと書いています。

そして、ワタクシも最重要だと考えるのが、

信頼

です。

信頼は期待を生み、

期待というものは、平和は正義と同じく、人が欲する場合に自らつくるものを根拠としてその上に築かれるものだから、意思によってのみ保たれる。(68:楽観主義)

この意思は信頼に置き換えてもせいりつしますから、

相互の信頼があれば、期待されている未来は実現されていく=楽観主義

なんでしょうね。

ただその楽観主義は”不屈の楽観主義”であらねばなりません

人間の状態というものは、不屈の楽観主義を規則中の規則として自らにあたえるのでなければ、たちまち最も暗い悲観主義が真実なものとなるという具合にできているのである(69:解きほぐす)

これを保つの必要なのが

信じ、期待し、微笑すること(69:解きほぐす)

最後の微笑がアランらしいですね。

という訳で今日はここまで。

ではまた明日。。。Cyaoノシ

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