ブックレビュー アラン『幸福論』 連載21回目

皆様ご機嫌麗しゅう・・・

ようやく20回目おわりました。

ようやく半分ちょいですが、なるだけ週イチペースで頑張って、2024年でまとめ切ってやるよ(震え声)

え、出来んのかって?

バックナンバーこちら

では21回目スタートです


今回は

54.大言壮語 55.エレミアの哀歌 56.情念の雄弁

大言壮語、エレミアの哀歌と来て次は、情念の雄弁

この三つのお題は、一見バラバラですが

超訳すると 

ネガティブな感情、情報は伝染しやすく、解決するためには、

真の原因を見抜いて、これを修正すること

を、多角的に説明しております。

まずは大言壮語

言葉の意味を辞書からひくと

おおげさに言うこと。できそうにもないことや威勢のいいことを言うこと。また、その言葉。口では大きなことを言っても実行が伴わないこと。おおぼらを吹く。▽「壮語」は威勢のよい言葉の意。

三省堂 新明解四字熟語辞典

じゃあどんな大言壮語なんやねんというと

ネガティブなことば全般です。

それも自分が発すると途端に自分をネガティブに引きずり込んでいく。

なので、

自分が大言壮語しなければそれでいいのだ。私は自分の声が自分に対してどんなに強い影響をあたえるか、よく知っている。それゆえ、私は自分自身に対して、けっして悲劇俳優としてではなく、ただありのままに話したいと思う。

54『大言壮語』より

この大言壮語は、

一貫したものがあって、道理があるように見える

55『エレミア哀歌』より

道理があるように見えるから、説得力を持つわけです。おまけに他人にも伝染してしまうから始末がわるい。悲しみというかネガティブの連鎖ですよ。。。

エレミアの哀歌って、旧約聖書に出てくるみたいですが・・・この本では、泣き言の意味で使われています。

この泣き言が定型文化して、一般化して、事実よりも強くなってしまう。

一方、ポジ感情は後ろに追いやられてしまいます。

なぜか?

喜びが権威がないのは若いからであって、悲しみは王座に遭っていつも尊敬されすぎている

55『エレミア哀歌』より

だから

悲しみには抵抗しなければならない

55『エレミア哀歌』より

情念の雄弁

情念って・・・

じつは第6にて登場しております こちら(第3回)

情念の成分に、悔恨と恐怖があります。

「どうしてこうも自分を抑えられないんだろう」←悔恨

「自分の考えが毒されてバラバラになってしまう・・・俺を操ってるのはなんだ」←恐怖

こんな感じ(第3回より引用)

情念(情念がとっても雄弁だから)に取りつかれた状態になると、

些細な取るに足りない真の原因を見抜いて、それを修正することをしないで、物事や自分の仲間を非難するものである。

56:情念の雄弁より

取るに足りない真の原因って

単に寝不足

みたいにとってもシンプルだったりします。

疲れているや→仕事や勉強がうまくいかない→できないことにイライラする→できないから仕事続けてしまう

こういう負のループに入る前に、疲労という一番の原因を取り除く。

疲れた時は寝るのが一番ですよーーーーーーーー

・・・

改めて過去回読んでみたら、誤字のひどさが。・。。。

という訳で今日はここまで。1週間お疲れ様でした!週末天気最悪ですが、

気持ちにはいつも太陽を。

・・・この時期ちょっと憎たらしいですけどね、太陽。

ではまた月曜日Cyaoノシ

ページトップボタン
ページトップボタン